統計的問題解決プロセス

目的に応じてデータを収集するところから始まるのが一般的。データ分析の知識のみでなく、データ収集の計画やデータ整理方法なども考える必要がある。


PPDACサイクル

問題解決プロセスは必ずしも1回の実験や調査で行われるものではなく、巡回型のプロセスが必要である。

 

◆Problem(問題の明確化) ・・・ 初期は問題が明確でないことが多い。4W1Hmなどを定義する。

◆Plan(実験/調査の計画) ・・・ 誰にどのような測定をするか。対象者の選別や確保はどうするか。

◆Data(データの収集)・・・・・ 欠測値や回答の誤り、誤りの修正方法、有効桁数の設定なども考慮する。

◆Analysis(データの分析)・・・ 最初に設定した問題を意識しながら分析方法について検討する。

◆Conclusion(問題の解決)・・・ 分析結果の解釈と判断。または次のサイクルへの問題の再検討。


実験・調査の計画

とにもかくにも問題の明確化が重要。その問題に対して調査したデータで結論が出せると言えるレベルまで問題を明確化する。


実験と観察

調査には大分して2種類がある。


◆実験研究

対象者にある種の介入を行う研究。2つのグループを作って一方に何かをしてもらい他方と比較するというような研究。介入している内容以外は条件をそろえるためにグループ間の違いをできるだけ小さくする。年齢や性別を合わせるなどの工夫が行われる。


◆観察研究

対象者に介入することなく視線の状態を観察する。