【需要の価格弾力性】:
価格の変化に対して需要量がどれだけ反応するかを測る尺度
例)
弾力的・・・・高いから買うのをやめよう。 安いからたくさん買おう。 フルーツ
非弾力的・・・高いけど必要だから買おう。 安いけど必要ないから買わない。 塩
財の特性によって、価格の差が同じでも行動に違いがでる。
中間値メソッドを使う 変化率 = 変化量/[(元の水準+後の水準)/2]
下表のように計算する
Original | New | Average | Change | %Change | |
P | 100 | 120 | 110 | 20 | 18.2% |
Q | 400 | 500 | 450 | 100 |
22.2% |
↑Change÷Average
弾力性 = Q(%Change) ÷ P(%Change)
1より大きいと弾力的 1より小さいと非弾力的 1だと単位弾力的 |
弾力的になるもの | 非弾力的になるもの | 例 | |
密接な代替財の利用可能性 | 代替財がある | 代替財がない | バターとマーガリン |
必需品と贅沢品 | 贅沢品 | 必需品 | ヨットと医者 |
市場の定義 | 狭く定義された市場 | 広く定義された市場 | コメではなく魚沼コシ |
時間的視野 |
時間的余裕がある (長期) |
時間的余裕がない (短期) |
明日必要なYシャツ |
総収入 (P × Q)
需要が非弾力的(価格弾力性<1) なときは、価格と総収入は同じ方向に変化する
需要が弾力的 (価格弾力性>1) なときは、価格と総収入は反対方向に変化する
需要が単位弾力的(価格弾力性=1)なときは、価格が変化しても総収入は一定
非弾力的 = 需要曲線が縦に近い
弾力的 = 需要曲線が横に近い 単位弾力的 = 需要曲線が45度 |
【需要の所得弾力性】:
所得の変化に対して需要量がどれだけ反応するかを測る尺度
【需要の交差価格弾力性】:
ある財の需要量の変化が他の財の価格にどれだけ反応するかを測る尺度
【供給の価格弾力性】:
価格の変化に対して供給量がどれだけ反応するかを測る尺度
長期の方が弾力的
<供給の価格弾性値>
= 供給量の変化率/価格の変化率
1より小さい:非弾力的
1より大きい:弾力的
<需要と供給の分析例>
小麦市場 OPEC 麻薬市場