直物と先物がある。
直物為替取引:売買契約から2営業日以内に決済される取引
先物為替取引:将来の為替取引について、金額・相場・実行期限を予約しておく取引
邦貨建て相場:外国通貨1単位に対して自国通貨何単位で交換されるかという表示方法
例)1ドル=137円50銭
外貨建て相場:自国通貨1単位に対して外国通貨何単位で交換されるかという表示方法
例)1円=0.009282ドル
9:00時点
17:00時点
レンジ:最高値と最安値
中心相場:その日最も取引額が多かった相場
買相場(Bid rate):銀行がドルを買うときに支払う円の金額
売相場(Ask rate,Offer rate):銀行がドルを売るときに支払う円の金額
基準為替相場:その国にとって最も重要な外国通貨と自国通貨の為替相場
裁定為替相場:基準為替相場以外の通貨と円の為替相場
※裁定為替相場を求めるにはクロスレートも用いる
例) 1ドル=137円 , 1ドル=0.95ユーロ の場合
1ユーロ = 137 ÷ 0.95 = 144.21円
銀行間相場:インターバンク相場
対顧客相場:銀行と企業などの顧客との間の外国為替相場
<取引形態と相場名>
英名 |
和名 |
説明 |
T.T.S (Telegraphic Transfer Selling Rate) |
電信売相場 |
海外向けに電信送金する際の相場 外貨預金に振替の際も適用する |
T.T.B (Telegraphic Transfer Buying Rate) |
電信買相場 |
海外からの送金(被仕向送金)に 対して支払う際の相場 外貨預金から円預金に振返時も適用 |
CASH S. (Cash Selling Rate) |
外国通貨現金売相場 | 外貨の現金を銀行から買う時の相場 |
CASH B. (Cash Buying Rate) |
外国通貨現金買相場 |
外貨の現金を銀行に売る時の相場 |
ACC.
(Acceptance Rate) |
信用状付一覧払
輸入手形決済相場 |
銀行が輸入業者から輸入代金を
取り立てる際の相場 |
A/S (At Sight Buying Rate) |
信用状付一覧払 輸出手形買取相場 |
輸出手形の買取相場 |
D/P
|
信用状なしの一覧払 手形買取相場 |
輸入業者が銀行に手形金額を 支払後、船積証券が引渡される |
D/A (Document Against Acceptance) |
信用状なしの一覧払 手形買取相場 |
銀行が引受後、直ちに 船積証券が引渡される |
午前10時頃に支配的な銀行間相場を電信相場仲値とする。
仲値に 1円のマージンを加えたものがT.T.S
仲値から1円のマージンを引いたものがT.T.B
<対顧客相場体系>
為替相場の変化が輸出入に及ぼす影響を分析するには、
名目為替相場の変化だけを見るのではなく両国の物価の状況も加味する。
2000年以降、名目為替相場は横ばいか円高に推移しているが、
実質実効為替相場はむしろ円安の方向に推移している。
見かけほど円高になっていないことを意味している。
為替相場は円ドルのみでなく、ユーロ・ポンド・人民元などの為替相場も存在する。
円の強さを判断するには、個別の相場のみでなく全ての通貨を見る必要がある。
そこで様々な通貨の為替相場の取引量に応じて加重平均を取ったものを実効為替相場という。
実効為替相場は指数表示
実質為替相場と名目実効為替相場を統合した実質実効為替相場は
円の実力を示す最も適切な指標である。
二か国だけ | 実効為替レート | ||
名目為替レート |
二か国間の 額面ベースの為替レート |
主要外貨の加重平均を取った 額面ベースの為替レート |
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実質為替レート |
二か国間の 物価を加味した指数 |
主要外貨の加重平均を取った 物価を加味した指数 |