家電リサイクル法
施行前 ⇒ 線形経済
施行後 ⇒ 循環経済 比較して何が違うか?
①家電リサイクル法施行前の経済の特徴
⑴家電リサイクル法施行前の経済での消費・排出者の行動
⑵家電リサイクル法施行前の経済での生産者の行動
⑶家電リサイクル法施行前の経済での処理者の行動
⇒排出者が出すゴミは全て処理
⇒廃品価格は高くできない(税金で賄う)
②家電リサイクル法施行前の経済での価格の決定
⑴家電リサイクル法施行前の経済での製品価格の決定
⑵家電リサイクル法施行前の経済での廃品価格の決定
③家電リサイクル法施行前の経済での余剰の決定
⑴家電リサイクル法施行前の経済での動脈余剰の決定
⑵家電リサイクル法施行前の経済での静脈余剰の決定
(1)動脈余剰=消費余剰+生産余剰
ab a b
(2)静脈余剰=排出余剰+処理余剰
cd-g ce d-eg
(3)線形余剰= ab+cd-g
家電リサイクル法の特徴
◆生産者に処理義務 (生産者=処理者)
◆再商品化率基準(廃品処理量/製品取引量 ≧ 60%)
◆処理者は、再商品市場と廃品市場の両方から料金をもらう
①家電リサイクル法施行後の経済の特徴
⑴家電リサイクル法施行後の経済での消費・排出者の行動
⑵家電リサイクル法施行後の経済での生産者の行動
⑶家電リサイクル法施行後の経済での処理者の行動
②家電リサイクル法施行後の経済での価格の決定
⑴家電リサイクル法施行後の経済での製品価格の決定
⑵家電リサイクル法施行後の経済での廃品価格の決定
③家電リサイクル法施行後の経済での余剰の決定
⑴家電リサイクル法施行後の経済での動脈余剰の決定
⑵家電リサイクル法施行後の経済での静脈余剰の決定
⑶家電リサイクル法施行後の経済での循環余剰の決定
①家電リサイクル法による価格の変化
⑴家電リサイクル法による製品価格の変化
⑵家電リサイクル法による廃品価格の変化
まず先に廃品価格が上昇、次に製品と廃品の関係によって製品需要曲線が
シフトしたりしなかったり、右にシフトしたり左にシフトしたりする。
製品と廃品が独立的な関係であれば、廃品価格が上昇しても製品需要曲線はシフトしない
製品と廃品が代替的な関係であれば、廃品価格が上昇すると製品需要曲線は右にシフトする
製品と廃品が補完的な関係であれば、廃品価格が上昇すると製品需要曲線は左にシフトする
②家電リサイクル法による余剰の変化
⑴家電リサイクル法による動脈余剰の変化
⇒消費者余剰も生産者余剰も変化しない = 動脈余剰変化なし(独立財という前提)
⑵家電リサイクル法による静脈余剰の変化
⇒排出余剰は減少、処理余剰は増加、静脈余剰全体では増加
⑶家電リサイクル法による循環余剰の変化
∴循環余剰は線形余剰に比べて増加する
①循環経済のミクロ経済学(基礎)
⑴動脈経済の価格・余剰の決定
⑵静脈経済の価格・余剰の決定
⑶循環経済の価格・余剰の決定
②循環経済のミクロ経済学(応用)
⑴家電リサイクル法施行前の経済(線型経済)の価格・余剰の決定
⑵家電リサイクル法施行後の経済(循環経済)の価格・余剰の決定
⑶家電リサイクル法の政策効果(線型経済から循環経済への移行の影響)
今後の課題
個別リサイクル法
・小型家電
・容器包装
・自動車
・食品
・建設
・家電品