生産者と処理者を同じにすることで
動脈経済と静脈経済がつながり
循環経済となる。
生産者と処理者が異なり、
循環経済でないものを線形経済という
(一方通行の意)
消費者と排出者は、いつでも同じ
消費・排出者の目的
便益+排出便益 の最大化
モノの買い方
ゴミの捨て方 を考える
モノの数✖重さ ≦ ゴミの数✖重さ
8-2.
①目的を達成する方法
・限界効用=限界支出となるように 製品の購入量を決定
・限界排出効用=限界排出支出となるように 廃品の排出量を決定
②排出できる廃品の最大数
⑴ 廃品の最大排出量:消費者が排出者として排出できる廃品の最大数
→ 限界効用=限界支出となるように製品の購入量を決定
→ 製品の購入量以上に、廃品を排出することは不可能
→ 廃品を最大で排出できる数は、製品を買う数
スマホ3台購入
(製品需要)
廃スマホ
最大3台
⑵ 限界排出効用は、廃品の最大排出量から生じる
ゴミの排出量 = 家にあるゴミの数 ー 家に残すゴミ
(最大排出量)
持っている数以上に捨てることはできない
持っている数 = 最大排出量
持っている数から限界排出効用の曲線は始まる
製品市場で価格が低下したら
限界支出が低下するので
購入量が増加し、、、、、、、
最大排出量が増加する。
限界排出効用は、最大排出量から始まるので
曲線がシフトし、限界排出支出との交点が
変化することで排出量が増加する。
①
(1)限界収入=限界費用となるように 製品の販売量を決定
(2)限界処理収入=限界処理費用となるように廃品の処理量を決定
生産者は利益最大化するように販売量を決める
処理者は、処理利益が最大化するように処理量を決める
生産・処理者は、両方を考えなければならない。
②
(1)廃品の最大処理量:生産者が処理者として処理できる廃品の最大数
→ 限界収入=限界費用となるように製品の購入量を決定
→ 製品の販売量以上に、廃品を処理することは不可能
→ 廃品を最大で処理できる数は、製品を売る数
例)テレビを100台販売 ⇒ 廃テレビを100台処理(最大)
生産者と処理者が同一になると、両方のプロセスを考えざるを得ない
(2)限界処理費用は、廃品の最大処理量で垂直となる
生産者と処理者が一緒になって
生産・処理者となると
生産した分しか処理できない
⇒最大処理量ができる。
最大処理量以上は処理できないので
限界処理費用は最大処理量で無限大となる。
(1)製品・廃品価格に対する消費・排出者の反応
<a>製品需要曲線:製品価格に対する消費・排出者の反応
<b>廃品供給曲線:廃品価格に対する消費・排出者の反応
限界効用 と製品需要曲線は連動している。
限界排出効用と廃品供給曲線は連動している。
(2)製品・廃品価格に対する生産・処理者の反応
<a>製品供給曲線:製品価格に対する生産・処理者の反応
<b>廃品需要曲線:廃品価格に対する生産・処理者の反応
(3)消費・排出者の立場からみた製品と廃品の関係
<a>製品と廃品が代替的な関係
→ 廃品価格の上昇 → 製品需要曲線の右シフト
<b>製品と廃品が補完的な関係
→ 廃品価格の上昇 → 製品需要曲線の左シフト
<c>製品と廃品が独立的な関係
→ 廃品価格の上昇 → 製品需要曲線のシフトなし
⑴製品・廃品価格に対する消費・排出者の反応
<a>製品需要曲線:製品価格に対する消費・排出者の反応
<b>廃品供給曲線:廃品価格に対する消費・排出者の反応
⑵製品・廃品価格に対する生産・処理者の反応
<a>製品供給曲線:製品価格に対する生産・処理者の反応
<b>廃品需要曲線:廃品価格に対する生産・排出者の反応
⑶消費・排出者の立場からみた製品と廃品の関係
<a>製品と廃品が代替的な関係
(モノが増える ⇔ ゴミが減る)
(モノが減る ⇔ ゴミが増える)
ゴミの価格が上昇 → ゴミが減る
→ 廃品価格の上昇 → 製品需要曲線の右シフト
<b>製品と廃品が補完的な関係
(モノが増える ⇔ ゴミが増える)
(モノが減る ⇔ ゴミが減る)
ゴミの価格が上昇 → ゴミが減る → モノも減る
→ 廃品価格の上昇 → 製品需要曲線の左シフト
<c>製品と廃品が独立的な関係
代替的でも補完的でもない
→ 廃品価格の上昇 → 製品需要曲線のシフトなし
◆コーヒーと紅茶と砂糖とTシャツ
Zさん コーヒーを買う ⇒ 紅茶は買わなくなる【代替材】
⇒ 砂糖もほしい 【補完財】
⇒ Tシャツ 【独立財】
製品市場の均衡(動脈経済の均衡)
購入量 = 最大排出量 = 最大処理量
廃品市場の均衡(静脈経済の均衡)
両方を合わせると ⇒循環経済の均衡