【消費者行動】:
・市場における消費者ないし意思決定者の行動
・探索し、取得し、消費し、評価し、処分する際の諸活動
マーケティングコンセプトの登場
生産志向・・・作ったものを売る
販売志向・・・作ったものを売り切る
顧客志向・・・売れる者を作る
【プロダクトアウト】:はじめに製品ありき
【マーケットイン】:はじめに顧客(ニーズ)ありき
[R]⇒[STP]⇒[MM]⇒[I]⇒[C]
[R] Reseach:マーケティングリサーチ
[STP] Segmentation、Targeting、Positioning:
市場細分化、標的市場の設定、差別化ポイントとユニークな価値提案
[MM] Marketing Mix:4Pの組合せ(製品、流通、価格、販売促進)
[I] Implementaion:実行
[C] Control:統制(評価、フィードバック、改良)
Occupants | 主体 |
誰が標的市場を構成しているか (消費者属性) |
Objects | 客体 |
何を購買するのか (商品分類、製品関与度) |
Objectives | 目的 |
なぜ購入するのか (モティベーションリサーチ) |
Organization | 組織 |
誰が購買に関与しているのか (パーソナル/ファミリー) |
Occasions | 時期 |
いつ購入するのか (タイムスパン) |
Outlet | 販路 |
どこで購入するのか (業態、買物行動) |
Operations | 活動 |
どのように購買するのか (購買意思決定プロセス) |
【コモディティ化】:模倣や同質化の結果、製品・サービスの差別性が失われていく状態
⇒ユニークな価値提案によるブランド化
⇒顧客との関係性の構築・維持・強化
◆消費者行動の集計水準
・・・個々人
・・・個人間 ギフト
・・・集団内の関係
・・・社会、流行、普及
◆選択の階層性に着目した分析レベル
ウエイト
ショッピングトリップ
【意思決定】:複数の選択肢の中から1つを選ぶこと
【多属性型意思決定】:選択肢が持つ複数の属性を比較考量して行われる意思決定
◆購買意思決定プロセス
のどが渇いた お茶か ビールか
【モデル】:模倣し、比較し、単純化したもの
【理論モデル】:要因間の関係を言語、フローチャート、数式で表現したもの
モデル化の手順
1.対象の消費者行動を集計水準や選択の階層性の観点で特定する
2.(外的要因・内的要因)(相関関係・因果関係)を特定する
3.要因間の関係性を表現する形式(言語、フローチャート、数式)を決める
購買意思決定プロセスの全段階を対象とし、内的要因・外的要因を組み込んだモデル。
全体像を把握するのに役立つ。BMEモデルが有名。
BMEモデル
購買意思決定プロセス
[問題認識]⇒[情報探索]⇒[代替案評価]⇒[選択・購買]⇒[消費]⇒[消費後評価]⇒[処分]
に
影響要因群と
情報処理プロセスを組み合わせたモデル。
分析課題別に3つの系譜がある
◆準拠集団の影響
【準拠集団】:判断、好み、信念、行動を決定する際の拠り所としている集団。
【動機付け】motivation:人を行動へと駆り立て、方向付け、維持する
心理的メカニズムやプロセス全般のこと
【動機】drive:行動の駆動力となる内的状態
【目標】goal:理想状態。行動を生起させる外的要因
【誘因】incentive:ニーズを充足させる能力をもった対象のこと
◆ニーズの分類
【一次的ニーズ】:生理的ニーズ(渇き、空腹、性欲、睡眠、苦痛回避など)
【二次的ニーズ】:後天的な学習によって獲得した心理的・社会的ニーズ
(達成、親和、依存、攻撃など)
1⃣隠された購買動機に着目
潜在欲求(ホンネ)に着目し、フロイト流精神分析学を基盤に、非合理的・情緒的な動機を扱う。
2⃣シンボルとしての消費
そのモノ以外の何かを意味する機能のこと
例)国旗、ユニフォーム、墓石、ブランド品など
3⃣質的調査技法の採用
消費者の深層にある考えや感情、刺激に対する反応を引き出すための調査方法。
連想法、投影法などがある。
何が購買されたかを記録し、何が購買されるかを予測
パネル調査で買い物日記をつけてもらった。
◆反応注目型モデル(S-Rアプローチ) 行動主義
[刺激] ⇒ [消費者(ブラックボックス)] ⇒ [反応]
◆構造明示型モデル(S-O-Rアプローチ) 新行動主義
[刺激] ⇒ [構造(Organism)] ⇒ [反応]
媒介変数
【態度】:対象に対して特定の方法で反応しようとする傾向、
ないしは行動の準備状態のこと (業)
Ao:対象o(object:製品やブランド)に対する
態度(attitude:全体評価)
bi:対象oが属性iを備えている確信度(信念beliefの強さ)
ai:属性iの評価(evaluate)
n:属性の総数