負債会計

資産  負債  
資本  

負債とは、企業が負っている将来の経済的負担(経済的資源の減少)

確定しているもの、および 可能性が高いもの

貨幣額で測定できるもの

 

負債の分類 項目
流動負債

支払手形、買掛金、短期借入金、預り金、前受金、前受収益、

未払金、未払費用、未払法人税等、引当金(1年以内)、社債(1年以内償還)

固定負債 社債(1年超償還)、長期借入金、繰延税金負債、引当金 (1年超)

債務たる負債

金銭債務・・・・・買掛金、借入金など

物品引渡債務・・・前受金など

役務提供債務・・・前受家賃など

 

債務でない負債

期間損益計算を合理的に行うために設定されている負債項目。純会計的負債ともいう。

例)修繕引当金

  ⇒企業にとって経済的負担ではあるが、法律上の債務ではない。

 

負債性引当金

(1)退職給付引当金

企業が就業規則等に基づいて退職給付することを約定している場合、

会計年度末に退職給付債務を見積る。

退職金は退職時(遠い未来)に支給されるため、退職給付債務は割引現在価値で評価する。

退職給付引当金は、退職給付債務から年金資産の時価を差し引く

 

<退職給付引当金の二面性>

既発生の支払義務を認識する

当該期間中に発生した退職給付費用を見積計上する

 

 

そこから1年経過したとき、退職給付費用はいくらか?

 

(2)製品保証引当金

(3)工事保証引当金

(4)景品費引当金

(5)賞与引当金

(6)修繕引当金

リース負債

ファイナンス・リース取引・・・解約不可、フルペイアウト(90%以上)、オンバランス

 

オペレーティング・リース取引・・・解約可能、通常の賃貸借取引と同じように処理する

 

ファイナンス・リース設例6.5