営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高
現金及び現金同等物に含むもの
現金 当座預金 普通預金 通知預金 譲渡性預金
3ヶ月以内の定期預金 公社債投資信託
コマーシャルペーパー 買現先取引 売戻条件付現先
負の現金同等物
当座借越 はマイナスする
現金及び現金同等物に含まないもの
売掛金 受取手形
売買目的有価証券 株式(市場性があっても)
直接法:現金預金のフローから計算する総額法
間接法:下記の計算方法
<営業活動によるキャッシュフロー(間接法)>
項目 | ± | 説明 |
税金等調整前当期純利益 | + | ここから始まる |
減価償却費 | + |
現金が動かない費用 費用だが現金流出がないので戻す |
固定資産除却損 | + | |
退職給付引当金増加 | + | |
のれん償却額 | + | |
貸倒引当金の増加 | + | |
為替差損 | + | |
有価証券評価損 | + | |
持分法による投資利益 | - | 収益だが現金流入がないので無かった事に |
受取利息および受取配当金 | - | 収益を収入に直すため一旦無かった事に |
支払利息 | + | 費用を支出に直すため一旦無かった事に |
売上債権の増減 | ± |
資産の増加は- ポジティブなことはー |
棚卸資産の増減 | ± | 資産の減少は+ ネガティブなことは+ |
仕入債務の増減 | ± | 負債の減少は- ポジティブなことはー |
小 計 | ||
利息の受取・支払 | ± | ※キャッシュの増加は+、減少はー |
配当金支払額 | - | ※キャッシュの減少は- 配当の受取は投資 |
法人税等の支払額 | - | |
営業活動によるキャッシュフロー |
項目 | ± | 説明 |
定期預金の預入による支出 | - | 3ヶ月超えの定期預金は現金等ではなく投資 |
有価証券の取得による支出 | - | |
有形固定資産の取得による支出 | - | |
有形固定資産の売却による収入 | + | |
貸付による支出 | - | |
投資活動によるキャッシュフロー |
項目 | ± | 説明 |
短期借入金の純増加額 | + | |
長期借入による収入 | + | |
長期借入金の返済による支出 | - | |
株式・社債の発行による収入 | + | |
配当金の支払額 | - | |
財務活動によるキャッシュフロー |
項目 | ± | 説明 |
現金及び現金同等物の係る換算差額 | ± | |
現金及び現金同等物の増減額 | ± | 営業CF+投資CF+財務CF+換算差額 |
現金及び現金同等物の期首残高 | ||
現金及び現金同等物の期末残高 | 期首残高+増減額 |
フリーキャッシュフロー =(営業活動CF + 投資活動CF)
本業から稼いだ資金を事業維持や拡大のための設備投資をしてなお残った資金。
配当や返済や留保などフリーに使える。
戦略的な事業展開を行う際の元手とも、財務的健全性を高めるための返済原資ともなる。
FCFがマイナスになるパターン
A. 営業CFがプラス、 投資CFがマイナス
B. 営業CFがマイナス、投資CFがマイナス
C. 営業CFがマイナス、投資CFがプラス
Aは営業CFはプラスだが、積極投資で投資CFがマイナス 好ましいケース
Bは成長期でまだ赤字の企業が将来のために投資を行っているケースで見受けられる
Cは営業活動の資金不足を固定資産売却で補填しようとしている。
いずれの場合もFCFのマイナスを支えるために財務活動CFはプラスとなるのが一般的。
マイナスだった理由をよく確認すべき。